「いきなり」に関する離婚事例・判例
「いきなり」に関する事例:「夫の暴力、浪費等による結婚の破綻」
「いきなり」に関する事例:「身体的・精神的な暴力、脅迫、虐待、浪費等により妻が請求する離婚、慰謝料請求の一部支払い、子供の親権、財産分与と養育費の支払いが認められた事例」
キーポイント | この事件のキーポイントは離婚が認められるためには、結婚生活をこれ以上継続することができない重大な理由が当事者の間になければなりません。 夫の暴力、浪費等により妻の請求がどれだけ認められるかが問題になります。 |
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事例要約 | この裁判を起こしたのは、妻(原告)であり、裁判を起こされたのは、その夫(被告)です。 1 結婚 妻と夫は平成元年7月1日に婚姻届出を行い夫婦となりました。 妻と夫は,性格的には,明るい妻と無口な夫とで対照的でした。 2 長女の花子と長男の太郎誕生 長女の花子(仮名)と長男の太郎(仮名)の2人の子供をもうけました。 3 妻の障害 平成4年冬に夫のボーナスが下がり、平成5年に生活が逼迫したため、妻は、夫の紹介で教材のセールスの仕事を始めました。 しかし、重い荷物の運搬作業が原因で腰椎椎間板症、座骨神経痛となった上、学生時代に痛めた膝も悪化し、両変形性膝関節症となり、以後就労不能の状態となり、平成12年12月に右下肢機能障害で身体障害者5級の認定を受けました。 4 夫の暴力 妻は、夫との結婚生活中、夫婦喧嘩の際や自分の思うようにならないことがあるとかっとなりやすく、些細なことで原告に暴力を振るったり、外出先で家族を置いて、いきなり姿を消したり、原告を言葉で脅したり侮辱したりするなど、妻に対し、暴力等を繰り返してきました。 5 離婚調停の申立 妻は、平成14年8月8日、東京家庭裁判所八王子支部に離婚調停(夫婦関係調整調停)の申立をしましたが、同年10月3日、調停は不調となりました。 6 夫との別居 妻は、平成14年11月23日、長女の花子と長男の太郎を連れて自宅を出て夫と別居し、妻の実家のある長崎市に居住しました。 |
判例要約 | 1 離婚の原因は夫にある 夫と妻の結婚生活はすでに破綻していますが、その責任は妻に対する暴力等を行った夫にあります。 2 妻の慰謝料請求の一部を認める 結婚生活は夫の妻に対する暴力等により破綻していて、これによる多大な身体的、精神的苦痛を受けたものと認められました。ただし、結婚関係は、妻、夫それぞれが相手方の性格・言動にうまく対応できず14年間の結婚生活中に生じた様々な出来事が原因となった結果と考えられたため、夫が妻に対して支払うべき慰謝料の額は200万円となりました。 3 長女の花子と長男の太郎の親権者を妻と認める 長女の花子と長男の太郎は、現在、妻と長崎市で健やかに成長していて、妻も身体は不自由なものの子供を養育する意思と能力があるため、妻が親権者となり養育していくことになりました。 4 財産分与の請求を認める 夫は妻に対し、夫婦共有財産の清算、結婚費用の清算、離婚後の扶養を理由として、500万円を財産分与として支払うことになりました。 5 養育費の請求を認める 夫の平成15年の年間収入額は、アルバイト収入を含めると700万円を超えているが、今後は家族手当や配偶者控除がなくなり、手取り収入が減少すると見込まれます。妻は現時点では仕事がなく就職できていないが、英会話能力や翻訳能力があるため、在宅での仕事は可能と思われ、将来仕事を得られる可能性があると思われます。以上により夫の負担すべき養育費の額は、14才までは1人当たり月額5万円、15才から19才までは1人当たり月額6万円を支払うことになりました。 6 1~5以外の妻の請求は認められない。 理由のある妻の請求は認められるが、それ以外の請求には理由がないために認められませんでした。 |
原文 | 主 文 1 原告と被告とを離婚する。 2 原告・被告間の長女A(平成元年○○月○日生)及び長男B(平成8年○○月○○日生)の親権者をいずれも原告と定める。 3 被告は,原告に対し,金200万円及びこれに対する平成14年12月8日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。 4 被告は,原告に対し,金500万円を支払え。 5 被告は,原告に対し,本判決確定の日から平成16年11月まで,毎月末日限り,原告と被告間の長女A及び長男Bにつき1か月各5万円宛,平成16年12月から平成23年9月まで,毎月末日限り,長女Aにつき1か月6万円,長男Bにつき1か月5万円宛,平成23年10月から両名がそれぞれ成年に達する月まで,毎月末日限り,1か月各6万円の割合による金員を支払え。 6 原告のその余の請求を棄却する。 7 訴訟費用は,これを5分し,その1を原告の負担とし,その余を被告の負担とする。 事実及び理由 第1 請求 1 主文第1,2項と同旨 2 被告は,原告に対し,金1000万円及びこれに対する平成14年12月8日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。 3 被告は,原告に対し,相当額の財産分与をせよ。 4 被告は,原告に対し,原告と被告間の長女A及び長男Bがそれぞれ大学を卒業する月(長女につき平成24年3月,長男につき平成31年3月)まで,毎月末日限り,1か月各5万円の割合による金員を支払え。被告は,原告に対し,長女A及び長男Bの高校・大学進学等の特別の費用について別途負担せよ。 第2 事案の概要 本件は,原告が,被告に対し,被告の原告に対する身体的・精神的暴力,脅迫,虐待及び被告の浪費等による婚姻を継続し難い重大な事由(民法770条1項5号)の存在を理由とする離婚,原告と被告間の長女A及び長男Bの親権者の原告への指定,慰謝料の支払,財産分与及び養育費の支払を求めた事案である。 (基本となる事実) 1 原告と被告は,平成元年7月1日,婚姻届出をした夫婦である。 2 原告と被告は,両者間に長女A(平成元年○○月○日生)及び長男B(平成8年○○月○○日生)の2人の子をもうけた。 3 原告は,平成14年8月8日,東京家庭裁判所八王子支部に離婚調停(夫婦関係調整調停)の申立(同庁平成14年(家イ)第2156号)をしたが,同年10月3日,調停は不調となった。 4 原告は,平成14年11月23日,長女A及び長男Bを連れて自宅を出て被告と別居した。以降,原告は,実家のある長崎市に居住し,実家(母親方)を連絡先としている。 (甲1ないし3,乙4,原告,被告及び弁論の全趣旨) 第3 争点 1 婚姻を継続し難い重大な事由の有無,原・被告双方の有責性の程度,慰謝料請求の当否 (原告の主張) (1)原告は,被告と婚姻中,被告の給与の振込口座の管理を任されていた。しかし,被告は,原告に相談もせずに高額な物品(外車,パソコン等)をローンで購入するなど自分の趣味に多額の金員を支出したため,家計は赤字になることが多かった。そのため,原告は,結婚前からの自分の貯蓄を取り崩したり,実家の母から援助してもらって生活費の不足分を補っていた。 (2)被告は,自分の思うようにならないことがあるとすぐかっとなりやすく,些細なことで原告に暴力を振るったり,外出先で家族を置いて,いきなり姿を消したり,原告を言葉で脅したり侮辱するなど,原告に対し さらに詳しくみる:分を補っていた。 (2)被告は,自分の・・・ |
関連キーワード | 離婚,暴力,財産分与,慰謝料,親権 |
原告側の請求内容 | 1 夫との離婚 2 長女の花子と長男の太郎の親権者をいずれも妻と認めてもらうこと 3 夫は妻に対して2,000,000円及びこれに対する平成14年12月8日から支払済みまで年5分の割合の金額を支払う 4 夫は妻に対して5,000,000円を支払う 5 夫は妻に対して本判決確定の日から平成16年11月まで,毎月末日に長女の花子と長男の太郎につき1か月各50,000円、平成16年12月から平成23年9月まで,毎月末日に長女の花子に1か月60,000円、長男の太郎に1か月50,000円、平成23年10月から長女の花子と長男の太郎がそれぞれ成年に達する月まで,毎月末日、1か月各60,000円の割合による金額を支払う 6 妻の1~5以外の請求をみとめない 7 訴訟費用は,これを5分し,その1を原告の負担とし,その余を被告の負担とする。 |
勝訴・敗訴 | 一部勝訴 |
予想裁判費用 (弁護士費用) |
1,100,000円~1,300,000円 |
証拠 | 1.住民票 ・浮気相手と同居していることを証明するもの 2.戸籍謄本・子供のDNA鑑定書 ・浮気相手との間に子供がいる場合は、それを証明するもの 3.写真、録音テープ、ビデオテープ ・例えばホテル・浮気相手の自宅への出入り写真など 4.探偵社等の調査報告書 ・相手の浮気を証明できるもの 5.クレジットカードの利用明細・領収書 ・飲食店・ホテルなどの利用記録など 6.パソコン・携帯電話のメール、手紙 ・浮気相手とのやり取りを証明できるもの |
審査日 | 第一審 東京地方裁判所判決/平成15年(タ)第72号 第二審 なし 第三審 なし |
上部の「夫の暴力、浪費等による結婚の破綻」に関連する離婚法律問題・離婚判例
事例要約 | この裁判を起こしたのは夫(原告)で、裁判を起こされたのは妻(被告)です。 1 結婚 夫と妻は昭和58年12月に知り合い、昭和63年7月1日に婚姻届を出しました。 夫と妻の間には長女の長子(仮名)、二女の花子(仮名)、三女の祥子(仮名)の3人の子供がいます。 なお、夫は昭和60年12月、別居中の前妻に慰謝料、財産分与として2,500万円を支払って話し合いの末離婚しています。 2 夫の暴力の始まり 昭和60年、妻が花子を妊娠した際、夫と妻との間で入籍を巡って喧嘩になりました。夫は「俺のすることに口を出すな。」と言って妻を殴りました。妻は夫の暴力に将来の不安を感じましたが、幼い長子を抱え、またお腹の子供のことを思い我慢しました。 3 夫の暴力 昭和63年2月29日、妻が自宅を訪問した夫の腹違いの弟妹を接待した後、片付けをしていたところ、夫は妻に対して「口の利き方がなっていない。」といきなり怒り出し、妻の髪の毛をつかんで殴る、蹴るの暴力をふるいました。妻は翌日病院に行ったところ、腰の骨が折れていることが判明し、後日医師は夫を呼び、一歩間違っていたら半身不随や後遺症が残るといって夫に注意しました。 その後もなにかある度に夫は妻に対して殴る、蹴るなどの暴力をふるい、妻は度々病院に行く怪我を負いました。 4 妻のクレジットカード使用に夫激怒 平成14年3月28日、妻は友人達が開いてくれた快気祝いの宴会に出席していたところ、夫から帰宅を促す電話が掛かってきたため帰宅したところ、妻は家に着くなり夫から「出て行け。」と言われ、暴行を受けました。妻は夫の暴行の原因が、夫が妻の持ち物をチェックした時に、妻のクレジットカードの支払い明細を見つけたからであると分かりました。 妻は夫に対して、クレジットカードは子供の洋服や電化製品等を買うために作ったもので、その支払いは自分のパートの収入で支払っていて、督促状などが来たこともなく夫には迷惑を掛けていないと説明をしましたが、夫に聞き入れてもらえませんでした。 その日も夫は妻に暴力をふるい、祥子が警察を呼ぶほどでした。 警察で事情を聞かれ、反省したために開放され家に戻ったところ、また夫は妻に対して暴力を振るいました。この日このようなことが繰り返され、祥子は三回に渡り警察を呼びました。 また、妻は顔面、左手、左臀部、右下腿打撲、左肋骨不全骨折と診断されました。 5 妻の浮気疑惑に夫激怒 平成14年5月10日、妻が夕方パートから帰ると、妻のパソコンの周りに妻が幼なじみの男性の友人にバーチャルメールしたときに用いたフロッピーディスクと印刷したメールが置いてあり、夫から怖い顔で「何だ、このメールは。」と問い詰められ、妻は暴力を振るわれるのではないかという恐怖心と、執拗に「不倫していることを白状しろ。」などと威嚇されたことから、その場をしのげるならと思って嘘の自白をしました。 翌日、妻は嘘はいけないと思って夫に対して、昨日の話は怖かったのでその場しのぎのために嘘を言ったと話しましたが、夫から、「お前の発言は録音テープに録音した。」、「男性を訴え、慰謝料請求して会社も辞めさせる。」などと言われました。 6 別居 平成14年8月25日、妻は夫から「今晩早く出て行け。」と執拗に迫られたので、身の回りの荷物をまとめ、自宅を出て別居を始め、賃貸マンションを借りて一人で暮らすことにしました。 その後、夫が交際中の女性を何度も自宅に招きいれたため、多感な年頃である子供達に精神的な同様を与えるため、子供達の希望により、妻は平成15年12月2日ころ、自宅に戻り再び夫と子供達と同居することになりました。 しかし平成16年3月ころ、今度は夫が自宅を出て賃貸マンションに移り、以後このマンションで生活を送っています。 7 妻、夫に婚姻費用の分担を求める調停を申し立てる 平成15年5月2日、夫は妻に対して別居期間中の婚姻費用の分担金として1ヶ月7万円を毎月支払う旨の調停が成立しました。 しかし、夫がこの金額を怠りがちであったことに加え、子供達の生活費を負担してくれないことから、妻は今後子供達との家庭生活を営む上で必要な婚姻費用について、夫がしっかりと支払い義務を果たすのか強い不安を抱いています。 |
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判例要約 | 1 夫の妻に対する離婚請求は認められない 夫と妻の夫婦関係は破綻に瀕しているといわざるを得ませんが、このような事態になった主な原因は結婚当初から長年にわたって何度も繰り返されてきた夫の妻に対する家庭内暴力や粗暴な振る舞い、夫の妻に対する身勝手な言動や嫌がらせによる肉体的精神的虐待にあることは明らかです。 妻に離婚原因となるような浮気、精神的虐待、借金癖があることと認める証拠はありません。 よって、夫の妻に対する離婚請求は認められません。 2 慰謝料請求は認められない 夫の妻に対する慰謝料請求は理由がないため、認められません。 |
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