「やすく」に関する事例の判例原文:夫の暴力、浪費等による結婚の破綻
「やすく」関する判例の原文を掲載:目撃し,いつキレるかわからない被告の前で・・・
「身体的・精神的な暴力、脅迫、虐待、浪費等により妻が請求する離婚、慰謝料請求の一部支払い、子供の親権、財産分与と養育費の支払いが認められた事例」の判例原文:目撃し,いつキレるかわからない被告の前で・・・
| 原文 | 慢すれば家庭を維持できると考え,その度に被告の言葉を信じて,やり直そうと努めてきた。 (6)原・被告間の2人の子供は,幼い頃から度々被告の原告に対する暴力を目撃し,いつキレるかわからない被告の前で萎縮し,情緒不安定となった。長女は,幼い頃,被告から両足首を持って逆さづりされたり,夜間被告に叱られて家から閉め出されたりなどして,被告の暴力に恐怖を感じていた。長女は,平成8年4月,小学校に入学後すぐにグループによるいじめにあい,被告の暴力等と重なり,PTSD(心的外傷後ストレス障害)となった。長女は,小学校の高学年になっていじめがなくなった後,徐々に元気になり欠席日数も減ったが,PTSDによる解離性障害やチックはなくならなかった。原告は,このような生活の中で不安や恐怖を感じ,ストレスが溜まり,トラウマが生じ,自分が被告の暴力に耐えてきたことは子供のためにならず,子供のためにも被告と別れて安心できる生活を取り戻すことが必要であると決心し,平成14年11月23日,長女A及び長男Bを連れて自宅を出て被告と別居した。 (7)以上によれば,被告の原告に対する上記暴力等は,不法行為であり,原・被告間の婚姻関係は既に破綻し,両者間には民法770条1項5号の婚姻を継続し難い重大な事由がある。そして,原・被告間の婚姻関係は,主として被告の責めに帰すべき事由(被告の原告に対する暴力等)により破綻したものであり,原告は,これによって多大な身体的及び精神的苦痛を受けたものと認められる。他方,普段内気でおとなしい被告が子供達の前で我を忘れたような行動に出たのは,原告の勝ち気な性格と自己の考え方に反するものに対して強く非難する言動がその一因となったことも否定できない。原・被告間の婚姻関係は,原・被告それぞれが相手方の性格・言動にうまく対応できず,14年間の婚姻生活中に生じた様々な出来事が原因となり結果となって,ついには破綻するに至ったものと考えられる。これら諸般の事情を考慮すると,被告が原告に対して支払うべき慰謝料の額は,金200万円が相当である。 2 争点2(親権者の指定)について 前掲各証拠によれば,以下のとおり認められる。 (1)原・被告間の長女A及び長男Bは,現在,原告において長崎市で監護養育しており,両名とも健やかに成長している。 (2)原告は,身体が不自由ではあるが,子供を監護養育する意思と能力に欠けるところはなく,被告においても,原告が両名の親権者になることについては異論がない。 (3)したがって,長女A及び長男Bともに母親である原告が親権者となり,両名を監護養育していくのが相当である。 3 争点3(財 さらに詳しくみる:産分与)について 前掲各証拠によれ・・・ |
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