離婚法律相談データバンク 土地建物に関する離婚問題「土地建物」の離婚事例:「夫の浮気による結婚生活の破綻」 土地建物に関する離婚問題の判例

土地建物」に関する事例の判例原文:夫の浮気による結婚生活の破綻

土地建物」関する判例の原文を掲載:き,Gが被 告に慰謝料50万円を支払い,・・・

「裁判を起こされた側が浮気をしていたのに、離婚請求が認められなかった判例」の判例原文:き,Gが被 告に慰謝料50万円を支払い,・・・

原文 ってほしい。」
「離婚がしたかったら,私を殺してからにして。」と答えると,原告は「お
う,刺したらぁ。」とまで言った。
(6) 同年12月17日午後3時ころ,ファミリーレストランで原告,原告の父,
Gのおば,Gの母らが集まり,念書を交換した。G側は,このとき,Gが被
告に慰謝料50万円を支払い,仕事を辞め,原告との不倫をしないことを約
束し,同月23日,被告にその50万円を支払った。原告は,被告が不貞行
為をしたときには,自分の親や不貞の相手に話をせずに自分の内で納めたの
に,立場が逆になると,被告は自分の周囲に話し,不貞の相手を失職させ,
慰謝料まで支払わせたことで被告に対する嫌悪感を強めた。原告は,被告に
対し,「あくでぇことをしやがって。」と罵り,以後被告を露骨に無視する
ようになった。
(7) 平成13年3月10日,原告と被告は口論し,被告は実家に逃げ帰り,以
後原告と被告は別居している。なお,同月17日に原告がa町の自宅から実
家に戻り,被告と長男がa町の家で生活するようになった。原告は,同年7
月23日,離婚調停を申し立てたが,同年11月16日調停不成立となった
ため,同月26日本件訴訟を提起した。また,原告は,被告に対し,生活費
として,同年4月に10万円,同年5月から毎月5万円を支払っていたが,
平成14年3月20日には被告申立てに係る婚姻費用分担の調停が成立した。
この調停において,原告は,被告に対し,婚姻費用の分担金として平成13
年9月から毎月7万5000円の支払義務があることを認め,平成13年9
月分から平成14年3月分までの毎月5万円宛の既払金を控除した未払残額
合計17万5000円を同年4月15日に支払うこと,同年4月から毎月1
5日限り月額7万5000円宛支払うことを約束した。
(8) 被告は,なお原告との婚姻継続を希望しているが,原告の離婚意思は固く,
現在原告と被告の婚姻はすでに破綻し,回復の見込みがない。
2 前記のとおり,原告と被告の婚姻はすでに破綻しているものと認められると
ころ,その専らの責任は,家庭を顧みずにGと不貞を行い,それが発覚しても
自らの非を棚に上げ被告を責める言動に終始した原告にあるものといわざるを
えない。原告は,被告の不貞問題が発覚した直後から離婚を考えていたが,結
婚直後であり,しかも夫婦とも同じ職場であったことなどから我慢をしていた
ところ,被告の言動により離婚の思いが強くなり,被告がBを退職した平成1
2年4月ころには離婚意思が固まっており,Gとの交際によって婚姻が破綻し
たものではないかの主張をするが,平成11年7月から9月にかけて,婚姻継
続を前提とし,夫婦で連帯債務者となって,多額の住宅ローンを組み,自宅の
土地建物を取得していることなどに照らせば,Gと交際する前から原告と被告
の婚姻が破綻していたものとは解されず,原告の前記主張は採用できない。ま
た,原告は,被告の不貞問題に対する自らの対応の仕方を挙げて今回の被告側
の対応が行き過ぎであるかの主張をするが,被告の不貞問題は数年も前の解決
済みの問題であり,原告とGの不貞問題と関連付けて論ずることはできず,ま
た,被告側の対応に多少の行き過ぎがあった
としても,そのことを原告が責められる立場にはない。
3 そうすると,原告の本件離婚請求は,有責配偶者からのものであり,しかも
夫婦の別居期間も短く,夫婦間にまだ幼い子があること,離婚を認めると被告
が精神的,社会的,経済的に苛酷な状態に置かれる可能性が高いこと等の事情
を考えると,これを認容することは正義に反するものであり,信義則に照らし,
許されないというべきである。
4 以上によれば,原告の請求は理由がない。
岡山地方裁判所第2民事部
裁判官政岡克俊

土地建物」の関連離婚法律相談事例、離婚問題事例