離婚法律相談データバンク 事実認定に関する離婚問題「事実認定」の離婚事例:「妻の異常な性格が原因で離婚?!」 事実認定に関する離婚問題の判例

事実認定」に関する事例の判例原文:妻の異常な性格が原因で離婚?!

事実認定」関する判例の原文を掲載:減らしており,このようなことは,夫婦は対・・・

「夫と妻の婚姻生活は継続が不可能な状態にあるとして離婚が認められた判例」の判例原文:減らしており,このようなことは,夫婦は対・・・

原文 に行くように言われたと供述するが,診療所の業務はAを代表する原告が決することであって第三者の指示に服するものではないから,被告本人の上記供述は単なる弁解にすぎない。)。たしかに,家庭の生活費については,原告が,当初は被告に月額35万円を渡していたのに20万円,10万円へと減額し,ついには月額5万円にまで減らしており,このようなことは,夫婦は対等な関係にあることや家庭生活の維持に対して夫婦それぞれが義務を負っていることに照らして相当ではなく,常識的にみても尋常とは言えないが,その背景には被告が家事をしないことへの不満があり,被告の側でも原告の不満を解消する努力をしなかった頑なさが認められることからすれば,原告の行動だけを取り上げて非難するのは相当ではない。
   また,被告は,原告が,診療所の患者待合室内に乙1のビラを掲示したり,診療所の玄関に乙2のビラを貼り出すという嫌がらせをしたと主張するが,乙2のビラの記載内容と原告本人の供述によれば,乙2のビラは原告が被告に手渡したものであって,診療所の玄関に貼り出したものではないと認められる上,原告がこのようなビラの掲示等をするに至った背景には,前記のとおり,毎日のように診療所にやって来て,原告の拒絶を無視して従業員に勝手な指示等をしたという被告の無思慮な行動があり,原告のとった方法が適正妥当であったかはともかく,被告にも帰責事由があるというべきであるから,原告のみを一方的に非難することはできない。
 2 離婚請求について
   以上によれば,原告と被告との婚姻は破綻していて婚姻の継続が不可能な状態にあると認められ,破綻に至る経緯の中で原告の行動にも問題とすべき点はあるものの,被告の責めに帰すべき点も多く,3人の子がすでに成人していて子の養育の観点から離婚を不当とする事情も認められないことからすれば,原告には被告との婚姻を継続したがたい重大に事由があるといわなければならず,原告の離婚請求は理由がある。なお,被告は離婚後の生計の不安を言うが,被告本人の供述と弁論の全趣旨によれば,被告について,心身の障害により稼働することができないというような事情は認められないから,この点は離婚後の財産分与に関する協議等によって解決されるべき問題であると思料され,本件において離婚請求を拒む理由とすることはできない。
 3 結論
   よって,原告の請求は理由があるから,これを認容することとし,主文のとおり判決する。
       東京地方裁判所民事第40部
             裁判官   宮 岡   章