「店を経営」に関する事例の判例原文:妻の借金、根拠のない浮気追及による結婚生活の破綻
「店を経営」関する判例の原文を掲載:,原告と被告とが平成12年8月6日に別居・・・
「夫の浮気は妻との婚姻関係が破綻した後であるとして、夫からの離婚請求を認めた判例」の判例原文:,原告と被告とが平成12年8月6日に別居・・・
| 原文 | めて非現実的な内容の約束をしていることからして,原告の供述は信用できると考えられ,したがって,この誓約書が存在することをもって原告が被告に対して平成11年8月以降暴力を振るっていたとの事実を認定することはできず,他にそれを裏付けるに足りる証拠はない。 そして,証拠(甲4,6,7,乙13)及び弁論の全趣旨によれば,原告と被告とが平成12年8月6日に別居した後,被告が原告やその両親及び原告の勤務先に対して執拗に電話,FAX送信等により面会の強要等をしたことから,原告は,被告を債務者として,平成13年,当庁に対し架電禁止等の仮処分を申し立て(当庁平成13年(ヨ)第1256号),この申立てについては同年5月7日に和解で終了したものの,被告の行状が改まらなかったため,原告は,平成14年,当庁に再度同様の仮処分を申し立て(当庁平成14年(ヨ)第610号),この申立てが認められて同年3月29日には被告に対する架電禁止等の仮処分命令が発令されていること,平成12年10月13日,被告は,原告勤務先の玄関において,Fと間違えた他の女性の髪を引っ張り,飲料水の入った缶を頭部に投げつけるなどして傷害を負わせたことにより港北警察署に逮捕され,略式起訴となり,罰金10万円の刑に処せられたことが認められ,加えて,前記認定のとおり,特段の根拠がないにもかかわらず,被告において原告が不貞行為に及んでいると信じ込んでいたことを併せ考えると,被告は,原告に対して極めて強固な執着心を有していたと合理的に推認できるから,平成11年8月以降の被告の原告に対する追及は,非常に執拗かつ激烈なものであり,根拠のないことで連日責め立てられる原告をして,被告との婚姻関係の継続について希望を失わせるに十分なものであったと認められる(なお,被告は,被告こそが無言電話等の被害者であると主張し,被告作成の「周玉蓮に対する無言電話及び嫌がらせ電話の日時とその内容」なる書面(乙11)を提出するが,何らの客観的裏付けのないものであって,およそ信用するに値しない。)。 ウ 婚姻関係が破綻した時期について 以上のような経緯ないし婚姻生活の状況に照らせば,原告には明らかにされない理由による被告の度重なる多額の借金に基づく支払請求が原告の勤務先にまでくるようになり,原告としてもその返済を余儀なくされていたこと及び根拠のない不貞関係を理由とする被告からの苛烈な追及等のために日常的となった夫婦間の言い争いにより,原告が被告に対する嫌悪感,不信感を募らせ,さらに,平成11年初めから原告の承諾を得ることなく被告がその一存で本件建物に同居させ,以降本件建物において我が物顔に振る舞うAの存在もあいまって,平成12年1月ころには,原告が被告に対する愛情を失ったことは優に推認できるところである。このような原告の心情に加えて,前記認定のとおり,同月以降原告と被告とのいわゆる夫婦関係がなくなったこと,同月ころには連日原告と被告とがいさかいをしていたこと,1年間にわたって本件建物に原告とは何らの血縁関係がない成人男性たるAが同居していたために,原告は自宅の寝室内で段ボール箱をテーブル代わりにして食事をすることを余儀なくされるという異常ともいえる生活を強いられていたことなどの事情を総合的に考慮すれば,平成12年1月当時,原告と被告とは,同居し,同じ寝室で就寝し,また,原告は被告の作った夕食をとっていた(原告本人)とはいうものの,夫婦としての心理的な交流などは全く失われて形骸化し,その婚姻関係は完全に破綻しており,そのころには既に婚姻を継続し難い重大な事由が発生していたと認めることができる。 エ 原告の有責性について 前記認定のとおり,原告とFとは,平成12年5月から交際を開始したものであると認められる。原告とFとの交際は,原告が被告と離婚していない以上,不貞行為に当たるものではあるが,上記認定のとおり,原告と被告との婚姻関係は,被告による多額の借財や根拠のない追及に端を発する口論等による愛情の喪失を主な原因として,原告がFとの交際を始める以前の平成12年1月ころには完全に破綻していたものであるから,原告の不貞行為は,婚姻関係破綻以後にされたものであり,婚姻関係破綻の原因となったものではないというべきである。 よって,原告は,いわゆる有責配偶者には当たらないと認められる。 第4 結論 以上によれば,本訴請求は理由があるからこれを認容することとし,訴訟費用の負担について民訴法61条を適用して,主文のとおり判決する。 東京地方裁判所民事第25部 裁判長裁判官 藤 下 健 裁判官 小 池 さらに詳しくみる: 晴 彦 ・・・ |
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