離婚法律相談データバンク 断続に関する離婚問題「断続」の離婚事例:「夫の浮気による結婚生活の破綻と、妻が受けた精神的苦痛」 断続に関する離婚問題の判例

断続」に関する事例の判例原文:夫の浮気による結婚生活の破綻と、妻が受けた精神的苦痛

断続」関する判例の原文を掲載:告X2を故意に遺棄したことはなく,仕事が・・・

「夫の不倫によって、精神的苦痛を受けた妻の慰謝料請求を認めた判例」の判例原文:告X2を故意に遺棄したことはなく,仕事が・・・

原文 証を交付せず,原告X2が治療を受けるのを困難な状態にしたのであるから,被告Y1の上記行為は親として子を扶養・養育すべき義務に著しく反し,遺棄していたと評価される。
     被告Y1は,原告X2を故意に遺棄したことはなく,仕事が多忙であったことなどにより構ってあげられなかったに過ぎないと供述するが,被告Y1は原告X1以外の女性との外泊などの不貞行為に及んでいたことを正当化することはできないし,昭和47年ころからは被告Y2との同棲により,自宅に帰ることさえほとんどしなかったのであるから,仕事の多忙を弁解の理由とすることは到底できない。また,昭和57年以降,原告X2らに生活費を送らなかったことや,原告X2に保険証を交付しなかったことについては,何ら斟酌するに足りる理由が認められない。
     一方,被告Y2については,被告Y1と同棲するなどし,被告Y1が原告X2らの家庭を顧みなくなったことに寄与したとは言えるものの,被告Y1の原告X2に対する上記不法行為について,被告Y2がどのように関与したかは本件の証拠からは明らかでなく,被告Y1と共同した不法行為があったと認めるに足りる証拠がない。
 4 争点(4)(原告X2の損害及び因果関係)について
   以上のとおり,被告Y1には,故意に原告X2を遺棄するなどの違法な行為が認められる。しかし,原告X2の疾病である強迫神経症・統合失調症等は,遺伝的要因や体質,素質など,発症原因は必ずしも明らかでない(甲55,56,乙5)。そして,原告X2は,被告Y1に遺棄されたことなどにより,幼いころから多大な精神的負担を強いられており,被告Y1が昭和58年ころに原告X2が精神病を発症した際,初期治療の遅れの主要な原因を作ったことは明らかであるものの,原告X2は,被告Y1と原告X1の関係が完全に破綻しておらず,ある程度の生活費等の支払を行っていた小学生のころからエレベーターに乗れないなどの症状が現れ始めていたこと,大学でのトラブルなど他の要因の寄与も考えられないではないことからすれば,本件では,被告Y1の行為が原告X2の現在の疾病の一因をなしているとしても,被告Y1の行為と原告X2の疾病について,相当因果関係を認めることまでの機序が明らかであるとは言えない。したがって,被告の行為によって原告X2の精神疾患が発症したことを前提とする原告X2の請求は理由がない。
 5 争点(5)(消滅時効)について
   被告Y1は,原告X1の請求が離婚慰謝料の請求を含まないものとして,時効によって消滅していると主張するが,前記のとおり,原告X1の請求は被告Y1の不貞等によって離婚をやむなくされたことの精神的苦痛についての損害賠償も含んでいると解される。そして,離婚による精神的苦痛は,離婚が成立して初めて評価されるものであるから,離婚の成立時点から時効期間が進行すると解するのが相当である。したがって,被告Y1の消滅時効の主張は,離婚慰謝料については理由がない。
 6 以上の次第で,本件請求は,原告X1が,被告Y1に対し,1100万円及びこれに対する離婚判決確定の日の翌日である平成10年3月27日から支払済みまでの遅延損害金を求める限度で理由があるのでこれを認容し,原告X1のその余の請求及び原告X2の請求は理由がないので棄却し,主文のとおり判決する。
    東京地方裁判所民事第26部
        裁判長裁判官  浅 香 紀久雄
           裁判官  伊 東 満 彦
 裁判官内藤由佳は,差支えのため署名押印することができない。
        裁判長裁判官  浅 香 紀久雄
1,甲98,甲99の1ないし2,乙3ないし4,原告X1本人,被告Y1本人),前記争いのない事実及び前記第3の1(1)記載の事実によれば,次の事実が認められる。
   ア 原告X2は,昭和37年4月,原告X1と被告Y1の長男として出生し,翌38年,被告Y1の転勤により,両親とともに大阪に居住するようになった。被告Y1は,昭和42年ころから職場の女性と不貞関係を持つようになり,同じころ,原告X1は腎臓等を患って体調を崩すようになったが,家庭内に特段の不和はなかった。
   イ 被告Y1は,昭和43年,再び東京に転勤になった。このころから,被告Y1は女性との不貞関係などのため,週末に外泊するようになり,長期間帰宅しないこともあった。一方,原告X1は,昭和43年に大泉の家を新築した際の疲れなどから体調を崩し始め,膵炎,胆嚢炎などに罹患し,夜中に発作を起こすこともあった。被告Y1の不貞により,原告X1と被告Y1   さらに詳しくみる:の関係は次第に悪化し始め,昭和44年ころ・・・

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