「当事者双方」に関する事例の判例原文:障害が残るほどの夫の暴力によって結婚生活が破綻
「当事者双方」関する判例の原文を掲載:。現段階での医師の診断においても根治のた・・・
「夫の暴力により、妻に障害が残り、離婚と妻への慰謝料等が認められた事例」の判例原文:。現段階での医師の診断においても根治のた・・・
| 原文 | で,当日から激痛が続き,痛み止めを服用しても一向に軽減されなかった。受傷より1年以上経過した現在においてさえも,断続的に痛みは続いており,注射により一時的に良くなることはあるものの,痛みは取れていない。現段階での医師の診断においても根治のための治療方針が確としておらず,治癒の見通しは立っていない。 Ⅱ 原告は負傷前にビリヤード界への復帰を勧める話が持ち上がっていたが,負傷箇所が利き手の左手であったため,その話も実現不可能となった。また,左手が使えないために,日常生活全般において非常な不便を感じている。 Ⅲ 仕事もパソコンが両手で打てないなど通常の業務は困難であり,将来適当な就職先が見つかるかどうか,たとえ見つかったとしても普通に業務が遂行できるかどうか,大きな不安を抱えている。 ② 原告の後遺障害の損害について Ⅰ 原告の主治医である平成立石病院のE医師の意見書によれば,現在の病名は「外傷性左手関節前腕筋腱鞘炎」「左手関節筋群運動障害」「左尺骨神経領域知覚障害」とされている。左手関節と環指(くすり指)・小指の可動域に屈曲障害があり,また,左手の筋力が著しく低下している上,尺骨神経背側枝に知覚障害があり,これら障害と疼痛のために日常生活にかなりの支障をきたしている旨診断されている。根治方法は目下のところ確定しておらず,対症療法を続けるしか術はなく,治癒の見込みは立っていない。以上のような症状で,すでに固定しているものと診断されている。したがって,原告の後遺障害は,自賠責保険の後遺障害別等級表では12級12号「局部に頑固な神経症状を残すもの」に該当し,労働力喪失率は14パーセントとなる。 Ⅱ よって,原告の後遺障害についての逸失利益,慰謝料は以下のとおりとなる。 〈Ⅰ〉逸失利益 原告は昭和44年生まれである(就労可能年数34年)。平成12年女子労働者の賃金センサスによる平均給与は月額30万1900円である。 したがって,逸失利益は 30万1900×12×16.193(ライプニッツ係数)×0.14=821万2960よって,821万2960円となる。 〈Ⅱ〉後遺障害慰謝料(及び通院慰謝料) 日弁連交通事故センター東京支部他編による「2002年損害賠償算定基準」(いわゆる赤本)によれば,12級の後遺症慰謝料は290万円とされている(63頁)。原告は1年の通院期間で治癒していないが,通院1年の通院慰謝料は154万円となっている。よって,これらをあわせると,原告の後遺障害慰謝料・通院慰謝料は少なくとも400万円を下らない。 なお,原告が現在のところ立証可能な通院日数は,別紙のとおり,11日間である(それ以前の領収証は別居時に置いて出たり保存していなかったりで,手許に保管していない)。したがって,原告の通院は不規則で長期にわたっているところから,約3倍の30日(1か月間)とみるべきであり,赤本(2002年版)の基準によれば,通院慰謝料は少なくとも金28万円となる。 ③Ⅰ 原告の傷害は平成13年6月6日時点では治癒していない。 Ⅱ 原告の現在の症状と,原告が,平成13年6月6日以降,しばらく通院しなかったことの間に因果関係はなく,過失相殺の対象となる過失 さらに詳しくみる:もない。 (被告の認否・反論) ・・・ |
|---|
