「生活が完全破綻」に関する事例の判例原文:夫が威圧的な態度をしたことや子供たちへの思いやりがなかったことによる、結婚生活の破綻
「生活が完全破綻」関する判例の原文を掲載:悪くなり,精神的にも不安定となり,夜もよ・・・
「夫の威圧的な態度を受けた妻の離婚請求を認めた判例」の判例原文:悪くなり,精神的にも不安定となり,夜もよ・・・
| 原文 | 掃除されているかなど見回ったりして文句を言うので,原告は,気分が悪くても寝ていることもできなかった。平成7年ころには,めまいがひどく,2週間ほど入院して治療を受けたこともあり,このころから精神安定剤の投与を受けるようになった。 (5)このような状況の中で,原告は,平成12年5月ころから,体調がますます悪くなり,精神的にも不安定となり,夜もよく眠れなくなった。そこで,原告は,このまま被告と生活していると家庭が崩壊してしまうので,一度距離をおいてお互いに見つめ直した方がよいと考え,平成13年5月,原告は,仕事中の被告に電話をかけ,子供らと一緒に家を出たいと申し出た。しかし,被告はこれに反対し,結局,被告が家を出ることになり,同年8月,別にマンションを借りて別居した。 (6)原告は,別居当時は,被告と離婚するつもりはなく,被告に,週に1,2回は帰ってくるように言っていたが,被告は,帰ってくると,以前よりも増して感情を爆発させ,怒鳴ったり,また急に泣き出したりの繰り返しで,長女にまで目つきを変え,口汚く怒鳴りつけるようになっていった。そこで,子供らは,ますます被告を怖がり,当時小学6年生の二男は,被告が帰ると震えたり,泣き出すようになり,このころ,学校の先生から,二男が保健室のノートに「死」と書いていることを知らされた。後日そのことを二男に質すと,二男は,「親父が週2回帰って来るくらいなら死んだ方がましだと思っていた。」と答えた。 (7)被告は,平成13年12月21日にイレウスで入院し,同月26日に退院したが,入院中,原告も子供らも一度も見舞いに来ることはなかった。被告は,このことを不満に思い,そのことを確かめに,退院した日に家に帰ると,台所にケーキを作った跡があった。被告は,自分が入院しているのにケーキを作って楽しんでいる家族に不満が募り,家に居た子供らに怒りをぶつけていた。午後8時半ころ,原告が仕事から帰って来ると,被告は,さらに激昂し,「ここは俺の家だからすぐ出て行け。子供は置いていけ。馬鹿野郎。」などと怒鳴り始め,11時ころまで原告や子供たちに文句を言い続け,自分の布団を敷いて泊まろうとした。そこで,原告は,もう家を出るしかないと考え,コンビニに行くと言って,子供らを連れて午後11時過ぎに逃げ出し,その日は都内のホテルに泊まった。 その後,原告は,アパートを借りて生活をしているが,原告は,被告の追求を怖れ,これまで4回引っ越しをしている。 (8)子供らは,最近は落ち着いてきており,原告の下で,安定した生活を送っている。 (9)被告は,月約50万円の収入があり,営業に使う経費を差し引くと,手取り約40万円あり,平成13年8月の別居後も,原告の預金口座に約7万円前後の生活費を振り込んでいる。 原告は,現在パート勤務で,手取りで月7万円ないし13万円の収入を得ており,上記の被告からの生活費の仕送りとで生活をしているが,家賃と共益費だけでも7万円かかり,その他生活費や子供らの教育費等の費用がかかるため,それだけではとても足りず,父親からの遺産を取り崩している状態である。 (10)原告は,平成14年1月21日,東京家庭裁判所に離婚調停を申し立て,調停期日が3回開かれたが,被告は,子供らが心配だ,自分は悪いことをしていないので離婚には応じられないなどと主張して,同年5月28日,調停は不成立となった。 2 上記認定の事実によると,原告と被告との間の婚姻関係は,現在完全に破綻していることは明らかであり,さらに,上記認定のとおり,別居中とはいえ,被告が病気で入院しているに さらに詳しくみる:もかかわらず,被告に見舞いに行くどころか・・・ |
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