「被告独自」に関する離婚事例
「被告独自」に関する離婚判例・離婚事例要約をはじめ、「被告独自」関連の離婚調停に関する離婚判例のご紹介
「熟年夫婦の離婚について、妻の離婚の請求が認められなかった判例」
キーポイント | 離婚に関する事件では「離婚の原因を作った者の離婚請求を認めない」という原則があります。 この裁判では、妻と夫に結婚生活を続けられない重大な理由があるかどうかが問題となります。 |
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事例要約 | この裁判は、妻(原告)が夫(被告)に対して起こした裁判です。 1 結婚 夫は中学卒業後、自動車修理工として働き、昭和32年には自動車整備士の資格をとって、工場の認定を取るなどし、 苦労を経て、昭和35年に結婚をしました。 妻と夫は六畳一間の粗末な家に暮らしていました。昭和39年ころ、80坪の土地を購入し工場兼住居を建て、 2階に従業員を住まわせるなどしました。 2 夫の仕事 夫は自動車工場で朝8時から夜10時ころまで自動車の修理・販売・整備などの仕事に精をだし、顧客の要望に答え、信用を得てきました。仕事一筋の人間で、日常生活は几帳面過ぎるほど真面目で女性関係も一切ありませんでした。 妻は長男と長女が生まれてからは家事育児に専念していましたが、昭和50年からは業務を手伝っていました。 3 夫の性格 夫は長男を後継者として育てようとしましたが、きつく当りすぎた面があり、意見をいう長男に偉らそうなことをいうなと、 足蹴にし殴りあいのケンカになったこともありました。 また、仕事一途ゆえに、家庭の在り方を考えることも少なく、社会的に柔軟性がなく、几帳面で口やかましい点がありました。 4 裁判 平成3年、妻が夫に対し離婚と慰謝料500万円、財産の分与を求めて裁判を起こしました。 長男の長女も家を出てそれぞれ独立しています。 |
「離婚は認められるが被告の面接交渉は認められなかった事例」
キーポイント | 幼い子供の親権とお互いの収入に応じた養育費がポイントです。 |
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事例要約 | 1 登場人物 妻(原告 訴えた人)と夫(被告 訴えられた人)とは、平成9年2月に結婚相談所を通じて知り合い、同年8月に夫婦となりました。 まきことけいいちとの間には、未成年の子、はじめ(仮名)がいます。 2 結婚生活について 妻と夫は、価値観の違いにより仲が悪くなり、妻は長男はじめを出産後、実家に戻って休養しており、現在まで約2年半別居の状態にあります。 3 訴訟上の争い 本訴訟中において、お互いに陳述書を提出して相手方の性格、生活態度を非難しあっており、夫は、自分は妻の離婚調停の申立により離婚を決意させられた等として、妻に対し、損害賠償反訴請求訴訟(当庁平成14年(タ)900号事件)を提起するに至り、さらには、長男はじめについて父子鑑定を申し立てています。 また、夫はどちらに付いていくかを子供に決めさせるため、面接交渉の申し立てをしています。 4 養育費の争い 妻は20万円、夫は5万円が妥当だと主張しています。 |