「内部」に関する事例の判例原文:離婚原因を作った夫からの離婚請求が認められた事例
「内部」関する判例の原文を掲載:結時を「前訴基準時」という。 イ ・・・
「離婚原因を作った夫から、離婚請求が認められた判例」の判例原文:結時を「前訴基準時」という。 イ ・・・
| 原文 | 3年2月28日判決言渡)で控訴棄却の判決が言い渡され,上告提起ないし上告受理申立ての期間経過によって,同判決は確定した。これが前件判決であるが,以下,前件判決の既判力の基準時となる平成12年12月13日の口頭弁論終結時を「前訴基準時」という。 イ 前件判決(その引用する第1審判決を含む。)は,前記「前提となる事実」として摘示したとおりの事実をほぼ認定しているが,「現在においても被告は,原告の性格を十分に理解した上で,原告が一日も早く被告の元に戻ってくることを願い,これからも待ち続けるつもりであるとの意思を表明し,原告との婚姻関係の継続に積極的な姿勢を示していること,したがって,原告においてこれまでの自らの行為の是非を顧み,被告との生活をやりなおす努力をするのであれば,婚姻関係の修復の妨げになるような事情は特段に見あたらないこと等の事情に照らして考えれば,今後,両者間で円満な婚姻関係を回復することを期待することができないわけではない。」と判示して,原・被告間の婚姻関係は破綻していないと結論づけている。 ウ なお,原告は,前件訴訟においても,被告に交際している男性がいるとして,その不貞関係を主張したが,前件判決は,被告自身は,当該男性につき,「ボランティアで知り合った人物で,倒産して困っていた方なので,ボランティアの延長で助けたまでのことである。」と説明していて,被告が当該男性と不貞関係にあったことを認めるべき証拠は全くないと判示して,原告の主張を排斥している。 (4)本件訴訟の提起 原告は,前件判決が確定した約7か月後の平成13年9月26日,被告に対し,再び離婚請求訴訟を提起した。これが本件訴訟である。 3 本件訴訟の争点 (1)第1の争点は,原・被告間の婚姻関係が,前件判決の既判力に抵触することなく,現時点において,これを継続し難いほどに破綻していると認められるか否かであるが,この点に関する原・被告の主張は,要旨,以下のとおりである。 (原 告) ア 前訴基準時後に発覚した事情 前件判決では,被告がボランティアで知り合ったという男性と被告との不貞関係は,これを認めるに足りる証拠がないとして,否定されているが,前訴基準時後,当該男性がIであって,被告がIと以前から不貞関係にあったことが発覚した。すなわち,被告は,平成9年9月ころ,Iと知り合い,その直後から不貞関係にあった。Iとの交際に要する費用はすべて被告が負担し,Iと頻繁に会い,海外旅行を含め,数多くの旅行に赴いていた。 被告は,平成10年2月ないし3月ころには,東京都豊島区(以下略)に被告名義でIと生活する部屋を借り,被告は,週に2,3回,この部屋に通っていた。 また,被告は,同年3月30日には,東京都文京区(以下略)所在のホテルJで,被告の次女B及びIの長女Kの立会いの下に,Iと結婚式を挙げていた。 さらに,被告は,平成11年9月からIがスナック「L」を経営している女性と男女関係がもつようになったことを知ると,「L」に乗り込み,客に向かって,「この女が私の男をとった。」などと吹聴し,Iに対しても嫌がらせを行う一方,復縁を申し入れた。 イ 前訴基準時後に生じた事情 また,被告は,前訴基準時後である平成13年5月ころ,Iが新たにMと交際していることを知り,MないしIに対し,様々な嫌がらせをする一方,Iに復縁を迫るなどした。そのころまで,被告がIの生活費の面倒を見ていたり,食べ物を届けるなどしていたことは明らかである。 ウ 以上の事情に鑑みれば,被告についてみると,既に原告に対する愛情がなく,Iに対して愛情を抱いていたのは明らかであって,しかも,被告がIと交際を始めたのは,平成9年9月に遡り,既に相当の長年月が経過していることからして,被告のIに対して寄せた愛情が,現在,Iとの関係が継続しているか否かはともかく,一時の気の迷いではなく,強固なものであったことは否定できない。 他方,原告についてみても,被告の原告に対する嫌がらせばかりでなく,被告がIと交際していたことが発覚し,その後にもIへの愛情の表れと考えら さらに詳しくみる:れる多くの行動が明らかになったにもかかわ・・・ |
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